売掛金の売買をするとき、どのような会社を選べばいいのか迷うことは多いです。そうしたとき、三共サービスという会社の利用を検討する経営者は非常に多いです。

あらゆるファクタリング会社の中でも、手数料最安値でのファクタリングを実現しやすい会社が三共サービスです。そのため法人経営者がファクタリングするとき、新規利用や乗り換えを含め多くの人が三共サービスの利用を検討するのです。

ただ、三共サービスを利用するとはいっても手数料面のメリットがあれば、反対にデメリットもあります。これらを理解したうえで利用しなければいけません。

そこで、どのように考えて三共サービスを活用すればいいのか評判・口コミを含め、私の実体験を交えながら解説していきます。

事務所の場所 東京
営業日・時間 平日9:00~19:00
対応金額 50~3,000万円
種類 2社間、3社間、医療・介護報酬など
個人事業主 ×

最も手数料率の低い三共サービス

まず、法人経営者が三共サービスを利用する利点は何でしょうか。これは先ほど述べた通り、あらゆる会社の中でも最も手数料を抑えられることです。

具体的な手数料率については10~15%になります(2社間ファクタリングの場合)。

実際にファクタリングサービスを利用すれば分かりますが、通常だと15~20%の手数料金額になります。ファクタリング会社によっては、売掛金の30%ほどの手数料を提示することもあるほどです。そのため、こうした他社に比べると圧倒的に手数料が低くなっているのです。

ちなみに三共サービスの公式サイトでは「手数料5%~」などの記載を見ることがあります。以下のように、公式サイトで「手数料5~8%ほどの手数料率」を記しているのです。

しかし、実際のところこうした手数料では無理です。10~15%の手数料になると考えましょう。これは、実際に私が三共サービスのファクタリングサービスをこれまでに何度も利用している点からもいえます。

登記費用や出張費用は含まれていない

なお、他にも注意点があります。それはファクタリング手数料以外の費用に関してです。手数料率が10~15%になるのは間違いありませんが、これにはその他の費用が含まれていません。

ファクタリングを利用するとき、基本的に登記をすることになります。これを債権譲渡登記といいますが、三共サービスを利用するときについても登記をします。登記をすると、以下のように登記内容を検索できるようになります。

ただ、こうした有料の登記検索サービスを利用する取引先はないですし、銀行融資を受けるときに売掛金の登記をする行為自体でマイナス評価されることは特にありません。

しかし、登記する唯一のデメリットとして「司法書士への報酬支払いが発生する」ことがあげられます。三共サービスの場合、司法書士への登記費用が必要になります。このときの登記費用は3万円であるため、こうした費用が別途必要になります。

また三共サービスだと、初回は必ず「三共サービスの担当者が利用企業を訪問する」という経営方針にしています。そのため沖縄や北海道に関係なく出向いてくれるのですが、このときは交通費が必要になります。そのため、初回は交通費分だけ手数料が上乗せになると考えましょう。

審査基準が低く利用しやすい

それでは、実際に三共サービスを利用してファクタリングを実施するときはどのような審査基準になるのでしょうか。これについては、特に厳しくなく他のファクタリング会社と同様に審査はかなり甘くなっています。

  • 債務超過の会社
  • 税金滞納をしている
  • 立ち上げたばかりの法人

こうした法人であっても問題なくファクタリングを実施できるようになっています。また、審査に出す売掛金については中小企業に対する請求書であっても特に問題ありません。

もちろん審査に出す売掛金については、「個人事業主に対する請求書」「既に入金が遅れている売掛金」などでは審査落ちになります。ただ、こうした一般的なポイントにさえ注意していれば特に審査落ちになることはありません。

・入金日が決まっている売掛金が重要

なお、私が実際に三共サービスを利用して担当者からいわれたものとして「入金日が常に決まっている売掛先への請求書がいい」という留意点があります。

取引先によって締め日や入金日が異なります。「月末締め、翌月末払い」「25日締め、翌々月20日払い」など、いずれにしてもお金の支払サイクルがあるはずです。

このとき、大企業であれば常に入金日が同じになりやすいですが、中小企業だと会社によっては入金日が微妙に毎月ズレることがあります。このとき、中小企業であっても毎月同じ入金日ならいいのですが、そうでない売掛金(毎月、入金日が若干ズレる売掛金)について、三共サービスは嫌がる傾向にあります。

三共サービスの場合、契約書へ「三共サービスが買取した売掛金について、〇月〇日に三共サービスへ戻すようにする」と日にちを明記します。そのため、入金日が明確になっているほうがいいと担当者からいわれました。

手続き・利用の流れや審査書類

それでは、実際に三共サービスを利用するときはどのような流れになるのでしょうか。このとき、手続きとしてはまず公式サイトから申し込むようになります。

例えば私が申し込みフォームから申請したとき、以下のような自動返信メールが返ってきました。

その後、営業時間内(営業時間:平日9:00~19:00)であれば5~10分ほどで電話がかかってくるようになります。私の場合も申し込みしてすぐに電話がかかり、この電話を取ることにしました。このとき、30分くらいの時間をかけて以下のような項目を聞かれました。

  • 私や会社の内容:生年月日、会社の業種、代表電話番号、月商や粗利、社員数、就業時間、会社の銀行口座や支店名
  • 税金の支払い状況:税金の納付状況(法人税・消費税)、社会保険の納付状況
  • 売掛先の内容:売掛先の名前、締日、売掛金の金額、取引の長さ、入金の実績
  • 借入状況:銀行の借り入れや金額、その他の借り入れ(ノンバンクなど)
  • 利用目的:いつまでにお金が欲しいのか、お金の使用目的

こうしたことを聞かれるため、細かく話していきます。その後、審査に必要な書類をメールで送付します。以下のように、電話のあとにメールが送られてきます。

このメールに審査に必要な書類が記載されているため、これを送るようにしましょう。書類は多めであり、準備できたものから順に送っていっても問題ありません。具体的には、以下のようなものが必要になります。

  • 身分証明書:運転免許証・パスポートなど
  • 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
  • 決算書2期分(貸借対照表・損益計算書・販売費一般管理費・勘定科目明細書)
  • 売買対象の請求書:過去3ヵ月分を含む(契約書・納品書・注文書・支払通知書なども可能)
  • 法人通帳:過去3ヵ月分から現在まで
  • 納税証明書
  • 資金繰り表
  • チェックシート

手元にない書類については送らなくても問題なりません。なお、審査を早く開始したい場合は「通帳、資金繰り表、チェックシート、請求書」を優先して送るといいです。

資金繰り表とチェックシートについては、三共サービス独自の書類になります。メールにエクセル表が添付されているため、これに記入するようになります。私も三共サービスでの審査でこれらの書類に記入して送付しましたが、慣れない書類なのでわりと面倒でした。

以下が、実際に私が記入したチェックシートになります。

三共サービス独自のエクセル表であり、当然ながら初めて記入するので内容が合っているのかどうか不明でした。ただ、私の場合は間違っていてもいいのでザックリと記入し、素早く提出することにしました。結果からいうと問題なく審査に通ったので、そこまで厳密に考えて記入する必要はなさそうです。

そうして、審査書類に記入したり必要書類を用意したりしてメールを送り、審査を進めてもらうようにします。

電話で話を進め、手数料や振込金額を教えてもらう

その後については電話で進めていくことになります。書類を送付し、後日に電話がかかってきて問題なく審査に通過したことを伝えられ、同時に「買取できる売掛金の金額」「手数料の金額」を伝えられるようになります。

私が初めて三共サービスを利用したとき、120万円の売掛金を提示しました。このとき、以下のような条件でした。

会社 買取対象 振込金額 総額の手数料率
三共サービス 80万円 67万円 約16.3%

前述の通り、三共サービスは手数料10~15%になるものの、ここに登記費用や交通費が加わるようになります。そのため、私の場合は総額での手数料率が約16.3%となりました。

また、ファクタリングでは掛目(かけめ)というものがあり、提示した売掛金よりも少ない金額が買取対象になります。これは、請求金額よりも低い金額が最終的に振り込まれることがよくあるからです。

三共サービスを利用するとき、初回については掛目が低く設定されるようになります。私の場合についても、120万円の売掛金に対して「80万円分の売掛金が買取対象」と設定されました。初回取引については信頼性が低いため、どうしても掛目が低めになってしまうようです。

※2回目以降の利用からは掛目が高くなると教えてくれました。

この80万円に対して、売買手数料や登記費用などの総額13万円が差し引かれ、67万円が早期に入金されるという内容でした。

契約に必要な書類を集め、事務所に訪問してもらう

これらの手数料に納得した場合、ようやく契約へと進んでいくことになります。三共サービスの場合はどうなるかというと、先に述べた通り事務所へ訪問してもらうことになります。

一般的には「ファクタリング会社へ出向く」「ファクタリング会社の担当者に出向いてもらう」の2パターンがあります。ただ、三共サービスの場合は会社の方針により、初回利用のときは必ずあなたの会社の事務所まで出向くようにしているのです。

もちろん2回目以降の契約については自由に選択できますし、場合によっては郵送契約でも可能ですが、最初は三共サービスの担当者が利用先へ来ることになるので、日程を決めるようにしましょう。

また、契約時に必要となる書類も存在します。これについては、以下のようになります。

  • 登記簿謄本:2通
  • 法人の印鑑証明書:買取対象の売掛先数 × 2通
  • 個人の印鑑証明書:1通
  • 納税証明書:1通

登記簿謄本は審査時にも必要ですが、このとき法務局で1通だけ取得するのではなく、事前に2通もらうようにしましょう。そうでないと二度手間になります。

また、法人の印鑑証明書の必要枚数はファクタリングする売掛先の数によって変わってきます。例えば、一つの売掛先に対してファクタリングする場合は法人の印鑑証明書は2通必要です。一方で3社の売掛先についてファクタリングするのであれば、合計で6通の法人印鑑証明書を用意しないといけません。

そのため、法人の印鑑証明書は多めに取得しておくといいです。

審査時間が他より長いデメリット

こうした手続きを踏んだうえで売掛金買取をしてもらえるようになります。非常に低い手数料となるため、売掛金の売買を考えるときに三共サービスの利用を考えるのは必須だといえます。

ただ、三共サービスには手数料面での評判・口コミが優れている反面、デメリットもあります。そうしたデメリットとして審査時間があります。

ファクタリングの場合、即日審査が可能な会社が存在します。そのため、審査書類や契約書類など必要な書類さえ集めておけば、その日のうちに契約して事業資金を調達することができます。

しかし、三共サービスの場合は即日での資金調達は無理です。三共サービスでは初回取引で「三共サービスの担当者があなたの事務所へ出向く」というステップが必要なため、その日のうちに対応できないのです。

そのため、どれだけ早くても資金調達まで2日はかかります。ただ、日程調整や書類を集める時間などを考えると、現実的には3~4日ほどの時間をみておいたほうがいいです。ただ、他の会社よりは確かに資金調達まで時間がかかるものの、それでも素早く事業資金を得ることができます。

個人事業主は利用できない

また三共サービスを利用するとき、他のデメリットとして個人事業主が利用できないことがあげられます。つまり、三共サービスは法人のみを相手にしているのです。

実際のところ他の会社であっても、ファクタリングでは個人事業主だと審査が厳しくなります。決算書が存在せず、登記簿謄本もないため、ビジネスの実態を掴むのが難しくなるからです。

そうしたこともあり、三共サービスの場合は最初から法人のみが対象となっています。もちろん、法人であれば株式会社に限らず医療法人やNPO法人などあらゆる会社でファクタリングを利用できます。ただ、いずれにしても個人事業主は無理であり、法人が対象となるのです。

そのため個人事業主がファクタリングの利用を考える場合、三共サービスではなく他のファクタリング会社を利用する必要があります。

手数料の低い三共サービスを利用する

実際にファクタリングを活用するとき、三共サービスの特徴について解説してきました。ここでは単なる評判・口コミに限らず、私が実際に三共サービスを利用したときの様子やサービスの流れについて記しました。

私の場合、いまでは三共サービスについて何度も利用しています。やはり、手数料が低いというのは圧倒的に優れているからです。

担当者に聞いたところ、新規の人に限らず乗り換えで利用する人も非常に多いようです。他社では手数料20%前後になるのは普通であるものの、三共サービスではそれよりも低い手数料率を実現できるようになっています。

「即日での資金調達は無理」「個人事業主は利用できない」などのデメリットはあるものの、手数料で考えると最も優れたファクタリングサービスを提供する会社の一つです。そのため、三共サービスについては必ず利用するといいです。