資金繰りに困る原因の一つに「利益が上がらない」ということが挙げられます。当然ながら、会社の利益が上がらなければ、資金に余裕がなくなるため、資金繰りは苦しくなるのです。

また、会社を維持していくためには、設備投資などのお金が必要になります。そのため、基本的には会社は長期的な利益を追求した上で、永続的な成長をしていくことが欠かせないのです。

こうしたことからも、会社の利益を上げる方法を理解しておくことは大切だといえます。

そこで今回は、「会社の利益を上げるポイント」について解説します。

利益を上げる2つの戦略

資金繰りを楽にするために会社の利益を上げることは大切です。利益が上がれば、資金に余裕が出るため、必然的に資金繰りにも好影響を与えます。利益とは、収益から必要な費用を引いた値です。つまり、売上から経費を引くことで利益を算出することができます。

こうした会社の利益を上げるためには、さまざまな方法があります。

例えば、収益を上げることは、直接的に利益増につながります。また、経費を減らすことも利益を上げることになるのです。

そして、会社の利益を上げるための方法は、主に「限界利益を上げる」「固定費を下げる」という2つに分類することができます。

限界利益と固定費が大切な理由

限界利益とは、売上高から変動費を引いた値です。変動費とは、売上に伴って変動する費用になります。

例えば、商品を作るための原材料費は、販売数が多くなるほど高くなり、少なくなるほど安くなるため変動費だといえます。また、製造した商品を輸送する場合には、そうした輸送費も変動費となります。

その一方で、固定費は売上数に関係なく一定額必要になる経費です。

例えば、店舗販売をしている場合には、商品が売れるか売れないかに関わらず、テナント代などが発生します。こうした、売上に関係なく毎月発生する費用が固定費です。

そして、限界利益とは、固定費を吸収する力になります。つまり、固定費が限界利益を上回ってしまった場合には、その分だけ会社の利益はマイナスになるのです。逆に限界利益が固定費を上回った分は、会社の利益となります

こうしたことから、会社の利益を上げるためには、限界利益と固定費の2つが大切になるのです。

限界利益を上げる戦略

限界利益を上げるためには、主に「販売数量アップ」「売上単価アップ」「変動費ダウン」の3つの方法があります。

既に述べたように、限界利益は「売上高 - 変動費 = 限界利益」という計算式で算出されます。そのため、限界利益を上げるためには、売上高に関わる「販売数量と売上単価を上げる」もしくは「変動費を下げる」ということが大切になるのです。

例えば、商品の販売数が増えれば、その分だけ売上高も上がります。その結果、限界利益は上がります。また、売上高が変わらなくても、変動費が下がれば限界利益は上がることになるのです。

このように、限界利益を上げるためには「販売数量アップ」「売上単価アップ」「変動費ダウン」という3つに対して戦略を立てることが欠かせません。

固定費を下げる戦略

当然ながら、固定費を下げることも会社の利益増につながります。既に述べたように「限界利益 - 固定費 > 0」であれば、プラスの分だけ会社の利益となります。そのため、固定費が低くなればその分だけ利益は大きくなるのです。

例えば、限界利益が同じで固定費が20万円低くなれば、会社の利益は20万円増えます。

このように、会社の利益を上げるためには固定費を下げるための戦略を立てることも重要になってくるのです。

限界利益戦略

それでは、ここからは利益を上げるための具体的な戦略について述べていきます。

既に述べたように、限界利益を上げるためには「販売数量をアップする」もしくは「売上単価を上げる」「変動費を下げる」という3つの方法があります。以下に、それぞれの具体的な戦略について解説します。

販売数量を上げるための戦略

販売数量を上げるときには、まずは「いかに規模を拡大せずに販売数を上げるか?」ということを考えることが大切です。

会社の規模を大きくすれば、その分だけ販売数も増えます。ただ、規模拡大に伴って設備投資だけでなく、人件費などもかかります。そして、規模を拡大したにも関わらず商品の販売数が変わらなかった場合には、設備投資や人件費にかかった費用分はマイナスになってしまうのです

そうしたリスクを避けるためにも、初めは今の規模で販売数を上げる戦略を立てることが大切です。

例えば、既存顧客に対して関連商品の購入を勧めることは、規模を拡大することなく販売数の増加につながります。また、営業によって新規得意先を獲得することも有効です。

その他にも、以下のような戦略によって販売数量を上げることができます。

・新商品の販売

・個別顧客へのアプローチ

・顧客シェアの拡大

・顧客サービスの向上

・アフターサービスの充実

・広告宣伝の増加

・イベント、特別セールの実施

・商品の改善

このようにして、会社の規模を拡大することなく販売数を上げることができれば、低リスクで利益アップを図ることができるようになります。

売上単価を上げるための戦略

販売数を上げること以上に、売上単価を上げることは大切になります。同じ販売数でも、単価が高くなればその分だけ売上が上がるためです。

例えば、1個500円の商品が100個売れた場合には、売上は50,000円になります。その一方で、この商品の単価を1,000円にすれば、50個という半分の販売数で同じ50,000円の売上となるのです。

商品の売上単価に関しては、非常に悩む人が多いのが現状です。商品の値段を高くすることで、顧客が離れていく可能性を心配しているのです。しかし実際には、単価の上げ方さえ工夫すれば、顧客離れを過剰に心配する必要はありません。また顧客数が減っても、結果的に売上が上がれば問題ないのです。

例えば、商品の質を高めれば、顧客の満足度を下げることなく単価を上げることができます。さらに、アフターサービスを充実することも、顧客の満足度を維持することにつながります。

その他にも、以下のような戦略によって単価を上げることが可能です。

・関連商品の販売

・簡単に値引きや返品を受けない

・店舗の装飾を変える

・顧客サービスの向上

・店員の接客力向上

このような工夫をすることで、顧客の満足度を下げることなく商品の単価を上げることができるようになります。

変動費を下げるための戦略

変動費を下げることは容易ではありません。

例えば、原料費を下げようとすると、仕入先に価格交渉をする必要があります。当然、仕入先も簡単に仕入価格を下げてはくれません。

ただ、その他にかかっている変動費であれば、工夫次第では簡単に下げることが可能です。

例えば、商品の販売に伴う事務的な手続きにコストがかかっているのであれば、手続きを簡素化したり能率化したりすることで、変動費を減らすことができます。また、製造過程の効率化を図ることも、変動費を下げることにつながるのです。

その他にも、以下のような戦略によって変動費を減らすことができます。

・包装費の改善

・材料の切替え

・作業工程の短縮化

・仕入れの計画化

・在庫費用の削減

・部品の共通化

・商品ロスの改善

・外注の利用

・物流コストの削減

このように、一見すると難しそうな変動費の削減も、やり方次第ではすぐに実行することができるのです。

固定費戦略

固定費を下げることができれば、会社の利益は大きく上がります。固定費は、毎月決まって支払わなければいけない費用であるため、一度下げてしまえば継続的なコスト削減につながるためです。

固定費には、正社員の給料やテナント代、広告宣伝費など、さまざまな費用が含まれています。

例えば、正社員を減らしてパートを活用したり外注を利用したりすることは、無駄な固定費を減らすことにつながります。また、事業の見直しを行い、利益が上がっていない事業から撤退することも、大きく固定費の削減となるのです。

その他にも、以下のような戦略によって固定費を減らすことができます。

・広告宣伝の効率化

・管理組織の活性化

・能率給の導入

・金融費用の削減

・納期の短縮

・間接作業の効率化

・設備の稼働率の向上

以上のような取り組みを行うことで、固定費を削減して会社の利益を上げることができるようになります。

今回述べたように、資金繰りを楽にするためには会社の利益を上げることが大切です。そして、利益を上げるためには「限界利益をアップさせる」もしくは「固定費をダウンさせる」ための戦略を立てることが重要になります。

以上に挙げたポイントを押さえることで、会社の利益が上がりやすくなるはずです。


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