個人事業主や法人経営者など、緊急に資金調達が必要になることがあります。キャッシュフローが悪化するため、何とかして事業資金を調達することで資金繰りを改善させようとするのです。

ただ、通常の銀行融資で素早くお金を借りることはできません。銀行から借入するためには、審査期間を含めて1~2ヵ月ほどの期間が必要になります。しかも、審査基準は非常に高い(厳しい)ので、審査落ちになることで資金調達できないことも多いです。

その場合、即日融資を受けたい場合であっても問題なく対応している借入方法にビジネスローン(商工ローン)があります。非常に素早く対応でき、緊急であっても借入することができます。

しかし、当然ながら申し込むべきビジネスローンは種類を選ばなければいけません。そこで、どのような事業者ローンを活用するべきなのかを解説していきます。

銀行系だと来店・郵送などで即日不可

すぐに借入したいと考えたとき、重要になるのが来店不要かどうかです。当然ながら、わざわざ店舗まで出向くとなるとそれだけで時間を取られます。手続きのために外出する必要があり、必要書類が足りなければ事務所まで戻る必要があります。

そうしたとき、来店不要のビジネスローンの活用を考えなければいけません。

なお、借入のとき銀行系のビジネスローンを考える人は多いですが、銀行ということから想像できる通り基本的に手続きは面倒です。来店が必要になったり、郵送が必須だったりするからです。

例えば、以下は横浜銀行でビジネスローンを開設するときの最初の流れです。

申し込み自体はインターネットや電話などから可能です。ただ、最初は郵送で書類が送られてきます。当然、郵送なので到着するにしても最短で翌日です。また、そこから書類に記入して送り返さなければいけません。

さらに、審査通過後は店舗まで出向いて契約する必要があります。このようにステップが多く、即日での借入どころか、実際に利用するまで最短でも1週間以上かかるのが銀行系のビジネスローンになります。

もちろん、銀行の中には来店不要にしていることもあります。ただ、審査に時間がかかって当日中の融資が無理なケースがほとんどです。いずれにしても、銀行系のビジネスローンで緊急の融資を受けることを期待してはいけません。

来店不要でWeb完結する事業者ローンが最適

そのため、最短での即日融資を考える場合、銀行系以外のビジネスローン・事業者ローンを検討しなければいけません。ノンバンク系と呼ばれますが、こうしたビジネスローンを利用する必要があります。

どのようなビジネスローンがあるかというと、例えば以下のようなローンになります。

  • オリックスVIPローンカード BUSINESS
  • アイフルビジネスファイナンス

事業者向けの商工ローンの中でも、こうした来店不要でスピード審査が可能な会社に申し込みをするといいです。

・オリックスVIPローンカード BUSINESSはスピード審査が売り

なお、こうしたビジネスローンの中でもオリックスVIPローンカード BUSINESSは特にスピード審査が可能なことで知られています。オリックスVIPローンカード BUSINESSの場合、最短で60分ほどで審査回答となり、そのまま借入できます。

参考までに私の場合、オリックスVIPローンカード BUSINESSを利用したときは朝10:00に申し込みを行い、13:00くらいに審査通過の回答がありました。その後、すぐに手続きを完了することで即日融資を実現しました。

オリックスVIPローンカード BUSINESSの場合、審査通過後にWeb契約することになります。このとき、Web契約のときに「振り込んで欲しい金額を入力する画面」が出てくるため、そこに金額を入力すればそのお金がすぐに振り込みされるようになっています。

同じ来店不要のビジネスカードではあっても、審査時間は違います。最短で即日融資が可能なビジネスローンはいくつかあるものの、オリックスVIPローンカード BUSINESSがトップであり、素早い審査が可能になります。

・アイフルビジネスファイナンスは即日が厳しい

なお、オリックスVIPローンカード BUSINESSの場合は契約まですべてWebで完結します。ただ、アイフルビジネスファイナンスについては郵送契約となります。来店不要でも、最後の契約が郵送なので即日融資は厳しいと考えるようにしましょう。

契約するとき、アイフルビジネスファイナンスの店舗へ出向けば即日融資が可能です。ただ、店舗は東京に一店舗などであるため、現実的に郵送契約がメインです。以下のように、アイフルビジネスファイナンスでは「契約の手段として来店や郵送」と明記されています。

そのため最短即日とはいっても、Web契約が無理なので実際にはアイフルビジネスファイナンスだと融資まで数日かかります。来店不要は可能ですが、その日のうちに借入するのは無理だと考えましょう。

スコアリングシステムで素早く審査できる

それでは銀行系では無理なスピード審査が、なぜノンバンク系のこうしたビジネスローンでは可能なのでしょうか。それは、人の目で判断していないからです。緊急の状態でも最短借入できるビジネスローンでは、どこも機械的な評価によって審査を実施しています。これを、スコアリングシステムといいます。

「借入の状況」「クレジットカードの支払い遅延」をなど、個人事業主・フリーランスや法人としての金融情報は公に共有されています。そのため、そうした信用情報会社に問い合わせをしてあなたの金融情報を確認すれば、すぐに信用情報データを引っ張ってくることができます。

また、そこに売上規模や事業年数など簡単な情報を入力すれば、「融資しても問題ない事業者かどうか」を自動的に判定できるようになります。

ノンバンク系の大手会社の場合、個人向けにスコアリングシステムを広く採用しています。そのためすぐに審査結果を出せるようになっていますが、これを個人事業主や法人向けに実施することで素早い審査が可能になっています。

必要書類を把握し、用意しておくべき

なお、審査が必須になることから必要書類を早めに用意しておくようにしましょう。所定の書類がなければ審査が進まないため、事前にどのような書類が必要になるのか理解しなければいけません。

これについては、ビジネスローン会社によって異なります。そのため、素早く書類を集めることで審査に回してもらうようにしましょう。

必要書類については、それぞれ以下のようになります。

【オリックスVIPローンカード BUSINESS】

オリックスVIPローンカード BUSINESSについては、事業者ローンではあるものの振込先は個人口座になります。そのため決算書が不要であり、代わりに個人事業主や法人としての「あなた個人の収入を証明する書類」を提出することになります。

つまり、以下のようなものが審査書類になります。

  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 収入を確認できる書類

例えば、以下は私が実際にオリックスVIPローンカード BUSINESSへ申し込みを完了したときに出てきた画面です。

ここにも、本人確認書類と収入を証明する書類が必要だと明記されています。

収入を証明する書類については、確定申告書を提示するのが一般的です。個人事業主や法人経営者であれば全員が確定申告していると思うので、確定申告書類を画像(またはPDF)にしてWeb上から送付しましょう。

【アイフルビジネスファイナンス】

一方のアイフルビジネスファイナンスについては、審査書類に決算書が必要になります。このとき、個人事業主と法人で必要書類が違います。

・個人事業主

  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 確定申告書
  • アイフルビジネスファイナンス指定の事業内容確認書

・法人

  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 決算書(直近2期分)

法人経営者の場合、アイフルビジネスファイナンスでは個人ではなく、あくまでも法人の状態が審査対象になります。そのため決算書を用意しておくようにしましょう。

午前中の早めに申し込むのは必須

ただ、最短での借入を実現するためには早めに申し込む必要があります。もっというと、当日中の融資を希望する場合は午前中に申し込みをするようにしましょう。そうしなければ、たとえその日のうちに審査が下りたとしても、時間の問題で銀行振込が翌営業日になってしまうことがあるからです。

例えば最短で当日中の融資が可能なオリックスVIPローンカード BUSINESSの場合、審査結果が下りて14:30までにWeb上で確認・同意が取れないと即日での借入はできなくなっています。

これについては、公式サイトにも明記されています。以下の通りです。

なお、午前のできるだけ早い時間に審査申し込みをして審査が下りた場合、同意作業を進める中で以下のように「振込融資希望額」の画面が出てきます。

先に説明した通りここに必要金額を入力すれば、手続き完了と同時にすぐお金が振り込まれるようになります。

これにより、ローンカードが手元に届いていなかったとしても問題なく即日融資が可能になります。オリックスVIPローンカード BUSINESSで申し込んだ当日中の借入が可能なのは、こうした仕組みになっているからです。

・月末月初の繁忙期を避けるとさらに良い

なお、個人事業主や法人がビジネスをするとき、資金繰りに困るのはどの会社も月末月初です。月末に支払いが多くなるため、キャッシュフローが悪くなって月末月初になって緊急で資金調達したいと考えるようになるのです。

ただ、月末月初には同じように資金繰りに困っている会社が申し込みをするため、当然ながらその分だけ審査の待ち時間は長くなってしまいます。

こうした現状があるため、可能なら月末月初の前に早めの申し込みをするのが適切です。ただ、既に月末月初になっている場合は仕方ないため、すぐにでも申し込みを完了させましょう。

複数へ申し込む準備をしておく

ただ、場合によっては審査落ちになることもあります。その場合、緊急にお金が必要なのに借入できなくなり、資金ショートを引き起こすようになります。

そこで、資金繰りを改善するために複数のビジネスローンへ申し込みをする手はずを整えるようにしましょう。

ポイントとしては、同時に申し込みをしないことがあります。ビジネスローン会社というのは、どのような個人事業主・法人から申し込みがあったのかについて、すべての会社で情報を共有しています。

すべてのビジネスローン会社は信用情報を確認します。このときの信用情報には「いつ申し込みがあったか」「どの会社に申し込みがあったか」についても記載されるようになります。そのため同時に申し込みをすると、「お金に困っている会社」と判断されてすべての会社で審査落ちになる可能性が高まります。

例えば、以下は信用情報で確認できる実際の申し込み情報です。

このように、ビジネスローンへの申し込み情報や照会日時(申し込みをした日時)が明確に記されるようになっているのです。

・審査に落ちたら2社目を申し込む

ただ、会社によって審査基準が異なるため、ある会社ではダメでも、他の会社では問題ないケースがよくあります。そこで、1社目の審査に落ちたら2社目に申し込むようにしましょう。

同時ではなく、1社目に落ちた後の申請であれば「審査落ちになったビジネスローン会社の規定にたまたま合わなかっただけ」と判断されます。お金に困っている会社(=貸し倒れリスクの高い会社)とは判断されないため、いずれにしても順に申し込みをするといいです。

他の資金調達法も視野に入れる

ただ、審査がゆるいビジネスローンであっても、借金をすることになるのであなた個人や会社の状況が悪いと審査落ちになります。例えば、過去に金融事故(クレジットカードの支払い遅延など)が何度もある場合、なかなか審査に通過しません。

しかし、資金ショートが迫っていて緊急に資金繰りを改善したい場合、何とかして資金調達したいと考えるのは当然です。そのため、ビジネスローン以外の方法についても視野に入れながら動くといいです。

このとき、約束手形が手元にある場合は手形割引によって比較的早めに資金調達できます。ただ、手形割引が可能な状態なら、そもそもビジネスローンなど検討しません。手形割引のほうが圧倒的に手数料(手形割引料)が低いからです。

ただ、手形などがなかったとしても問題なく即日で資金調達できるビジネスローン以外の方法が存在します。それがファクタリングです。売掛金の買取をしてもらうことで、早期現金化を図る手法がファクタリングになります。

ビジネスローンよりも、はるかに審査基準の低い(ゆるい)手法がファクタリングです。融資ではないため、ファクタリング会社独自の審査基準となるからです。またあなたの会社ではなく、売掛先の信用のほうが審査で重視されるという理由もあります。

ビジネスローン・事業者ローンに落ちても、ファクタリングなら問題なく審査に通過するケースは非常に多いです。

ただ、手数料についてはビジネスローンよりも高いです。また、公的書類をいくつも集める必要があり、さらには「ファクタリング会社の事務所に出向く」「ファクタリング会社の担当者に来てもらう」のが基本です。

そのため理論的にはファクタリングで即日の資金調達が可能であるものの、実際には2~3日ほどの時間が必要になる手法です。ただ、それでも素早くキャッシュフローを改善させることのできる方法なので、経営者の多くが選択している手法でもあります。

なお、ファクタリングについては借金でない以上、信用情報に掲載されることはありません。ビジネスローンと同時に申し込みをすることは問題ないため、緊急でお金が必要な場合はファクタリングも同時に活用すると、確実に事業資金を得られるようになります。

来店不要でスピード審査が可能なビジネスローン

ここまでのことを理解したうえで、ビジネスローンを利用する必要があります。銀行系のビジネスローンは郵送や来店など審査がかかり、それなりに時間が必要です。そこで、ノンバンク系の事業者ローンを利用するのが最適です。

そうしたとき、どのビジネスローンが優れているかというと、ここまでに紹介した以下の会社になります。

  • オリックスVIPローンカード BUSINESS
  • アイフルビジネスファイナンス

まずは、「すべての手続きがWeb上で完結し、即日融資も可能なオリックスVIPローンカード BUSINESS」へ申し込むようにしましょう。その後、審査落ちになったら「契約は郵送になるものの、来店不要でスピード審査が可能なアイフルビジネスファイナンス」を利用するといいです。

それぞれの特徴については以下のようになります。

オリックスVIPローンカード BUSINESS

非常に素早い審査が可能であり、ビジネスローンの中では珍しくすべてWeb上で借り入れ作業が完結し、即日融資を可能としているのがオリックスVIPローンカード BUSINESSです。

事業者ローン(商工ローン)ではあるものの、お金の振込先は個人口座です。そのため、素早い審査が可能になっているのです。

また、個人口座に振込されることから分かる通り、会社は審査対象にはなりません。そのため決算書の提出が不要であり、赤字決算・債務超過の会社でも問題なく申し込みできる会社になっています。

緊急で事業資金の融資を受けたい場合、最初に申し込むべきビジネスローンがオリックスVIPローンカード BUSINESSです。

アイフルビジネスファイナンス

個人事業主や法人向けにビジネスローンを実施している会社がアイフルビジネスファイナンスです。スピード審査が可能であり、素早く事業資金を調達できます。

ただ、これまで説明した通り即日融資には向いていません。契約時は郵送で書類を送る必要があるため、どうしても時間がかかってしまうことは理解しましょう。

しかしビジネスローンの中ではスピード審査が可能であり、来店不要で契約することができます。また、契約書が届いた後に「契約書類に記載し、メールやファックスでその事実を知らせる」ようにすれば、契約書原本がアイフルビジネスファイナンスに届いていなくてもすぐに融資できるように整えてくれます。

最短にて融資を受けたい場合、どうしてもオリックスVIPローンカード BUSINESSがメインになります。ただ、審査落ちになってしまったときはアイフルビジネスファイナンスを活用するといいです。

かつては法人向けのビジネスローン会社がたくさん存在していました。ただ2008年のリーマンショック、2020年のコロナウイルスのパンデミックなど数々の危機によって、いまではビジネスローンを広くサービスとして提供している業者が存在しません。

ただ、そうした中でもアイフルビジネスファイナンスについては、問題なく法人向けのビジネスローンを展開しています。

東京一部上場であり、大手で知られるアイフルだからこそ、業界の中でも法人向けのビジネスローンサービスを広く実施しているのです。そのためビジネスローンに申し込む場合、いまはアイフルビジネスファイナンスの一択になります。

審査基準はゆるく「利率5.0~18.0%」「最高限度額1,000万円」というビジネスローンです。20~69歳であり、業歴1年以上であれば個人事業主や法人を含めて利用できます。