手軽に給与債権（給料をもらえる権利）を売買できる方法として給料ファクタリングが知られています。給料前借りをすることで、素早く現金を入手できるのです。
このとき、より簡単な方法で申し込みをすることを考えた場合、LINEアプリを用いた方法を検討する人が多いです。メールではなく、LINE完結によって手軽に給料ファクタリングを活用することで現金調達が可能になります。
そうしたとき、どのように考えればLINEアプリだけで給料ファクタリングを利用することができるのでしょうか。また、どのような業者を選べばいいのでしょうか。
手軽に可能なLINE完結の給料ファクタリングではあるものの、注意点が存在します。そこで、何を考えて給料買取を実現すればいいのか解説していきます。
もくじ
アプリでの申し込みはメール・電話よりも手軽
通常の給料ファクタリングでは、メールや電話にて申し込みをするのが一般的です。例えばWeb上の入力フォームから申し込みをした場合、以下のようなメールが届くようになります。
ただ、メールや電話での連絡となると面倒です。メールの場合、書類を添付するにしても煩雑になりますし、わざわざメールを開いて文字を入力しなければいけません。また電話についても、かかってくる電話に応対できなければいけません。
一方でLINEなどのアプリを利用して申し込む場合であれば、LINEアプリを起動して写真を撮り、そのまま審査書類を送ることができます。スクリーンショットなどでキャプチャーを取る必要がなく、非常に楽です。
そのため、LINE完結だと審査がスムーズになります。これが、給料ファクタリングでアプリを利用した審査を考えている人が多い理由になります。
電話番号やメールアドレスの入力は必須
なお、このときLINE完結が可能な給料ファクタリング会社であったとしても、電話番号やメールアドレスの入力は必須だと考えるようにしましょう。
友人とLINEを交換する場合、特に個人情報を伝えずに手軽に連絡先を伝え、メッセージのやり取りをすることができます。ただ給料買取という金融サービスを利用する以上、あなたの電話番号やメールアドレスは必須なのです。
以下のように、LINE完結の業者であっても個人情報の入力を必須としています。
LINEアプリなどで手軽に審査が可能なのは本当ですが、「LINE完結＝個人情報を伝えなくても問題ない」わけではないことは理解しましょう。
なお、給料ファクタリングでは本人確認書類など必要書類を送らなければいけません。そのため、名前や電話番号などで虚偽の申告はやめておくべきです。ただ、メールアドレスについてはフリーメールの使用でも問題ありません。
電話なし・LINE完結だと必要書類や作業が多くなる
なおLINEアプリでの申し込みが可能な業者だと、電話なし・LINE完結にて審査を行えることはよくあります。
そのために手続きが簡素になるわけですが、その代わりとして必要書類はどうしても多くなります。公式サイトに記載されている必要書類の提出だけで審査にパスすることは基本的にないと考えましょう。つまり、以下の書類以外にも送付が必要になります。
- 本人確認書類
- 保険証
- 通帳の明細コピー（またはネットバンキングの画面）
電話なしの場合、こうした書類だけで「あなたが本当に対象の企業で勤務しているのか」は分かりません。
また、電話ありだと「なぜお金が必要なのか」「どういう会社で働いているのか」「勤務年数はいくらか」などを電話やり取りの場で聞くことができます。仮にウソを伝えるにしても、話の内容から本当かどうかを判断できます。
ただLINEアプリのみの連絡だと、そうしたことを判断できません。これが、電話なしのLINE完結だと提出書類や作業が多くなる理由です。このとき業者によって必要なものは異なりますが、例えば以下のものを依頼してくることは多いです。
- 給料明細
- 名刺
- 社員証
- 自撮りによるあなたの写真
- 勤務先の電話番号やHPアドレス
また審査内容が怪しい人だと、さらに以下のものを必要書類として要求されることがよくあります。
- 公共料金の領収書
- 住民票（家族全員記載）
公共料金の領収書は家にいなければ探すことができません。また、住民票の取得は役所へ出向く必要があります。そのため人によっては、意外と手間となることがあります。
在籍確認があるのはよくある
なお電話なしのLINE完結だと、在籍確認が必要になるケースがほとんどになります。前述の通り、電話ありだとその人がどういう人なのか判断できますが、電話なしだと判断できないからです。
また書類については、偽装することが可能です。一方で在籍確認をする場合、職場の人と結託していない限り、給料ファクタリング会社を騙すことはできません。ただ、通常は給料ファクタリングを利用するために同僚を巻き込むのは考えられないため、「在籍確認をする＝対象の企業で働いており、給与債権が存在する」と判断できるのです。
実際、以下は電話なしのLINE完結が可能な業者ですが、このように在籍確認を必須としています。
アプリのみで給料前借りが可能な業者だと、こうした在籍確認は普通だと考えるようにしましょう。
もちろん在籍確認とはいっても、「一般顧客やクレジットカード会社を装ってもらう」ことになるため、勤務先に給料ファクタリング利用の事実を知られることはありません。
「即日の振り込み」は意外と厳しい
このようにLINE完結では必要書類が多くなり、業者側に伝えるべき内容もたくさんあります。また在籍確認を必須とする業者がほとんどであり、実際のところ即日の振り込みは厳しいと考えましょう。
LINEアプリによって手軽に審査を依頼することができ、必要書類についても手軽に送付することが可能です。ただ、「気軽に申し込みできて必要書類の送付も簡単＝すぐに審査に通過し、即日の振り込みが可能」というわけではないのです。
むしろ電話なしではあなたの情報が少ないため、追加の書類の要求なども考えると、審査にはある程度の時間を必要とします。これに在籍確認が加わると、その日ではなく翌日以降の振り込みになることはよくあります。
そのため即日での個人の資金調達を考える場合、LINE完結ではなく「電話ありだが、在籍確認のない業者」を利用したほうがいいです。
・申し込みは24時間可能だが、営業日でないと審査は無理
また、当然ですがLINEで手軽な申し込みが可能とはいっても、人の手による作業になりますし、人の目を通しての審査になります。そのため、「給料ファクタリング会社にとっての営業日」でなければ審査は進みません。
申し込みについては、メールフォームと同じようにLINE申し込みによって24時間受け付けています。ただ、営業日でなければ審査が進まないことは理解しましょう。
LINEアプリで申し込める給料ファクタリング
ここまで述べたような特徴がLINE完結による給料ファクタリングのメリット・デメリットになります。
LINEアプリを利用して、非常に手軽に申し込みできる方法となりますが、必要書類や要求される作業については通常よりも多くなります。LINEだけのやり取りになるため、業者側にとってそれだけリスクが高いからです。
またアプリのみで給料ファクタリング可能な業者の場合、在籍確認をするのが一般的です。そのため、在籍確認まで入れると即日での資金調達は厳しくなると考えましょう。手軽に申し込みできるのと、審査や入金までの速度が素早いのはイコールでないのです。
そのためLINE完結を望む人というのは、どちらかというと「現金入手のタイミングはそこまで急がないものの、LINEアプリなどによってすき間時間に手軽に審査を進めたい」という人に向いています。
なお、これまでかつての給料ファクタリングについて解説してきました。かつてというのは、いまは「給料ファクタリングが違法（実質的に闇金と同じ）」と裁判でも判断され、給料ファクタリング業者がどこも廃業し、給料ファクタリングはできなくなっているからです。残っているのは、本当の意味での悪質な闇金業者だけです。
そのため給料ファクタリングは現在不可能ですが、「ブラックでも問題ない中小のキャッシング業者」なら利用することができます。これであれば、ブラックの人でもお金を手にできます。
過去に延滞事故などがあったとしても、いまの就労状況に関係なく、問題なく融資してくれる業者にローンセレクトがあります。ローンセレクトによって、個人ローン・キャッシングの一括申込が可能です。もちろん、非対面（来店なし）にて全国対応で実施してくれます。
正社員は当然として、派遣やパート・アルバイトであっても、働いているのであれば審査は問題ありません。在籍確認はなく、そうした条件をクリアしたら問題なく現金を手にすることができます。また、いま働いていない人であっても申込可能です。
| 融資額 | 1～200万円 |
| 審査書類 | 本人確認書類 |
| 在籍確認 | なし |
| エリア・来店 | 全国対応・非対面（来店不要） |
| パート・アルバイト | 融資可能 |
