素早く現金を手にできる給料ファクタリングですが、正社員だと年に2回ほど高額な報酬を得られる機会があります。それがボーナス(賞与)です。

給料ファクタリングの場合、どうしても手にできる現金が限られるようになります。月給の手取り額よりも大きな金額について、給料買取してもらうことができないからです。それに対して、ボーナスであれば高額な現金支払いを期待できます。

そうしたとき、ボーナス買取を実施してくれる給料ファクタリング会社は存在するのでしょうか。

基本的には、ボーナスの買い取りを不可にしているケースがほとんどです。ただ場合によっては、賞与であっても早期買取してくれる業者が存在します。そこで、どのようにボーナス買取を実施すればいいのか解説していきます。

ボーナスなら高額の買い取りが可能になる

正社員に限らず、派遣やパート・アルバイトを含めて、働いている人であれば全員に給与債権(給料をもらえる権利)が発生します。このときの給料を早期買取してもらうサービスが給料ファクタリングになります。

ただ、給料買取にはいくつかデメリットがあります。その中の一つに「給与債権以上の買い取りができない」ことがあります。

借金であれば、総量規制によって「年収の3分の1までなら、問題なくお金を手にできる」という決まりがあります。ただ給料ファクタリングだと、あくまでも給料の早期現金化であるため、将来に受け取れる手取り額以上の現金化が不可能になっています。

そこで、賞与の買い取りを考えます。会社によって基準は異なりますが、一般的には平均して一回に2~2.5ヶ月分のボーナスが支給されるのが普通です。

通常よりも高額なお金が入ってくるため、こうしたお金を早期現金化できれば、その分だけ大きな現金を手にできるようになります。

ボーナス買取はほとんどのケースで不可

そうしたとき、給料ファクタリング業者は非常にたくさん存在するわけですが、ボーナス買取は実際のところ可能なのでしょうか。

これについては、ほとんどの給料ファクタリング業者で買取対象になっていません。以下のように、賞与については買取不可になっているケースがほとんどです。

そのため、ボーナス買取を実施するのはハードルが高くなっています。多くの業者で利用できなくなっているからです。

ボーナスは給与債権ではない

それではなぜ、ほとんどの業者でボーナスの買い取りを不可にしているのでしょうか。これは、ボーナスは法律で支給が義務付けられていないからです。

労働基準法では、企業は労働者に対して賃金を「通貨で」「直接に」支払う必要があると記されています。つまり、毎月必ず現金にて給料を支払わなければいけません。そのため正社員は毎月決まった金額が振り込まれますし、派遣やパート・アルバイトにしても決まった日に働いた分の振り込みがあります。

それに対して、ボーナスは必ず受け取れる権利が発生するわけではありません。つまり、給与債権とは異なるのです。

実際、賞与のない企業はたくさんあります。またボーナスが支給されるにしても、金額が決まっているわけではありません。企業の業績が良ければボーナス額は多くなるものの、そうでない場合は急に賞与が支給されなくなるケースもあります。

そのように考えると、必ずもらえる給料に比べてボーナスは非常に不安定であることが分かります。これが、多くの給料ファクタリング会社で賞与の買い取りを不可にしている理由です。

稀にボーナス買取できる業者がある

それでは、どのようなケースであってもボーナス買取はできないのでしょうか。これについては、非常に稀ではありますがボーナス買取を利用できる業者が存在します。基本は給与債権の買い取りであるものの、ボーナスについても対象にしているのです。

例えば、以下のような業者がこれに該当します。

数は少ないものの、こうした業者を探して申し込みをすれば、賞与についても早期買取してくれるようになります。

ただ、このときは審査書類が通常とは異なるようになります。通帳の明細コピーを提出すれば、「きちんと給料の振り込みがあるか」「どれだけの手取り額なのか」を把握できます。ただボーナスは年に数回しか振込されないため、通帳を業者が確認したとしても金額が分かりません。

そこで何ヶ月後にもさかのぼって通帳の明細コピー提出が必要だったり、過去の賞与明細書の提示が必須だったりします。そのため審査という意味では、通常の給与債権の買い取りよりも複雑になることは理解しましょう。

夏や冬など、2回しかチャンスはない

なお当然ですが、毎月必ず支払われる給料とは異なり、賞与は一般的に夏と冬の2回しかチャンスがありません。そのため、利用回数は必然的に絞られます。

また、買取時期についてもタイミングがあります。例えば6月末と12月末にボーナスが支払われる会社で働いている場合、1月のときに「6月末のボーナス支払いを買取してほしい!」と申し出たとしても断られます。給料ファクタリング会社にとってリスクが高すぎるからです。

1月にボーナス買取してもらう場合、次のボーナス支払いは6月末になります。つまり、半年ほど期間が開きます。

半年もあれば、「あなたが会社を辞めてしまっている」「会社の業績が急激に悪化し、賞与の支払いがなしになる」などのケースに陥るのは珍しくありません。そのため、ボーナスの支払い時期がある程度まで近くならないと、賞与の買い取りは断られます。

ボーナス買取とはいっても、いつでも自由に利用できるわけではありません。給料ファクタリング会社によってリスクが高いと判断された場合、審査落ちになります。そうしたとき、夏や冬などでボーナス支給前のタイミングでなければ利用できないと考えましょう。

ただでさえリスクの高い賞与の買い取りであるため、ボーナス買取が可能な業者を利用するにしても、制限がどうしても多くなってしまうのです。

賞与の買い取りが可能な給料ファクタリング会社

このように、ボーナス買取をしてくれない業者がほとんどです。ただ稀ではありますが、賞与の給料ファクタリングを可能にしているケースがあるのも事実です。提出書類が特殊で買取時期に制限があるとはいっても、賞与の買い取り自体は可能なのです。

そうしたとき、どのような業者でボーナス買取が可能なのでしょうか。

そうしたとき、賞与の早期買取によって早めに現金を手にできる業者としてはENZO(エンゾウ)が広く知られています。

ENZO(エンゾウ)

ボーナス買取が可能な給料ファクタリング業者で最も有名なのがENZO(エンゾウ)です。公式サイトでも、賞与の買い取りが可能であると明記されています。

なお、ボーナス買取が可能とはいってもENZOでは高額な早期現金化が可能なわけではありません。「ボーナスとして振込されるお金のうち、10万円が買い取り対象になる」など、買取金額を制限している業者になります。ただボーナスの振り込みがある場合、通常の給料とは別に早期買取が可能です。

なおENZOの場合、顧問弁護士がいてクリーンな営業をしていることでも知られています。

実際のところ、他にもボーナス買取を実施している業者がいくつか存在します。ただ、どの会社も実態が微妙であったり、手数料が高額で口コミ・評判が悪かったりします。

そうした点でみると、「ボーナス買取を実施する」という観点でいうと、ENZO(エンゾウ)の一択になってしまいます。

ちなみにENZOを利用する場合、手数料率は15~25%になります。あなたの勤務形態や審査内容によって手数料は異なりますが、業者の中でも高額なわけではなく、良心的な手数料に設定されています。そのため、ボーナス買取を考える場合はENZOを利用しましょう。

なお、これまでかつての給料ファクタリングについて解説してきました。かつてというのは、いまは「給料ファクタリングが違法(実質的に闇金と同じ)」と裁判でも判断され、給料ファクタリング業者がどこも廃業し、給料ファクタリングはできなくなっているからです。残っているのは、本当の意味での悪質な闇金業者だけです。

そのため給料ファクタリングは現在不可能ですが、「ブラックでも問題ない中小のキャッシング業者」なら利用することができます。これであれば、ブラックの人でもお金を手にできます。

出典:朝日新聞

こうした、ブラックでも広く受け入れていることで知られる中小業者として「いつも」が知られています。大手だと無理ですが、中小だと可能なのです。

給料ファクタリングは手数料が高く、年利換算だと非常に高額な金利になってしまいます。そのために裁判でも「闇金と同じ」と判定されてしまったわけですが、「いつも」は通常のキャッシング業者です。そのため、給料ファクタリングの利用に比べると手数料は一気に10分の1以下になります。

「働いている人が利用可能」「ブラックでも問題ない」と給料ファクタリングと同じ条件です。在籍確認あがあり、本人確認書類の提出も必要ですが、手数料が圧倒的に低いというわけです。「ブラックなので給料ファクタリングしか無理」と思っていた人でも、業者を選定すれば十分に利用可能です。