個人が保有する給与債権(給料をもらえる権利)を売買する方法が給料ファクタリングです。正社員に限らず、派遣やパート・アルバイトでも利用できる手法になります。

ただ給料ファクタリングを開始するとき、当然ながら業者に依頼しなければいけません。そうしたとき、中には闇金まがいの悪徳業者が混じっているのも事実です。そのためどの業者がいいのかについて、できるだけ口コミ・評判の優れる人気の給料ファクタリング会社を利用しなければいけません。

そうしたとき、個人にとって人気のおすすめ業者としては何があるのでしょうか。

もちろん給料ファクタリング会社によって特徴が違うため、どの業者がいいのかは人によって異なります。そこで、ここではそれぞれの特徴を比較して、人気ランキングを一覧で示しながら解説していきます。

どこがいい?業者ごとに特徴が異なる理由

個人が保有する給料について、給料ファクタリング会社を使えばすぐにお金を手にできるものの、このとき重要なのは「業者ごとに特徴が大きく異なる」ことです。

融資(借金)とは異なり、給料ファクタリングでは貸金業法などの適用を受けません。そのため、さまざまな業者が好きなように給料ファクタリングという事業を実施できるようになっています。その結果、手数料率や審査基準など、業者ごとにバラバラになっているのです。

給料ファクタリングを利用するとき、どの会社でも共通するポイントがあります。これには、「全国対応」「ネット完結の電子契約」などがあります。ただ、以下の部分については業者によって違いがあります。

  • どれだけの手数料になるのか
  • 在籍確認があるか
  • 土日も問題なく営業しているか
  • 審査基準はゆるいか
  • 派遣やパート・アルバイトは利用可能か

もちろん、他にも業者ごとの違いは存在します。ただいずれにしても、給料ファクタリング会社によって審査の方法が違えば、手数料の決め方も変わるようになるのです。

個人の複数利用での相見積もりは必須

しかし、実際のところ「手数料がどれくらいになるのか」「審査スピードはどれくらい早く対応してくれるのか」などについては、申し込みをして利用してみなければ正確には分かりません。

そこで、ほとんどの人は複数の業者に申し込み、相見積もり(あいみつ)を活用します。相見積もりをすることで、複数の業者に同時で優れた手数料を出させるようにするのです。

給料買取において、「手数料率は15~20%が相場」とはいわれているものの、あなたの状況や申し込む業者によって提示される手数料率がバラバラなのが正直なところです。そこで、複数の業者を活用することで最も良い条件を提示してくれた会社から申し込みをするのです。

例えば20万円について給料前借りするにしても、手数料率20%だと4万円の手数料ですが、手数料15%なら3万円の手数料です。その差は1万円であり、このように手数料に大きな違いが生まれます。

なお個人が行える資金調達法の中でも、最も審査基準が低くなっている手法が給料ファクタリングであり、ブラックでクレジットカードを作れない人であっても利用可能ですが、必ず審査に受かるわけではありません。場合によっては審査落ちになることもあります。

そうしたとき、一社だけではショックが大きいものの、複数に申し込んでいれば「そのうち一社に受かればいい」と心の余裕が生まれます。

また同時に審査を進めることができるため、審査落ちになったとしても時間を無駄に費やすことがありません。こうした理由もあり、多くの人が複数の業者へ同時に申し込みするようになります。

口コミ・評判の優れる給料ファクタリング一覧

そうしたとき、口コミ・評判の優れるおすすめの給料ファクタリング会社としては何があるのでしょうか。これについては、一覧で提示すると以下の業者がおすすめです。

  1. 七福神
  2. 毎日給料日くん
  3. 東京給料ファクタリング

どの給料ファクタリング会社も全国対応ですが、それぞれ特徴が異なります。簡単に比較すると以下のようになります。

七福神は業界の最大手であり、日本で最も長く給料ファクタリングを実施している会社になります。一番の大手であり、「在籍確認なし」「非正規労働者でも利用できる」など、利用しやすい環境が整っている会社になります。

一方で毎日給料日くんについては、土曜日も営業しているなど、休日にも対応しています。また、派遣やパート・アルバイトでも利用できるという特徴があります。

東京給料ファクタリングでは、審査基準が非常にゆるくなっています。必要書類がなくても、要相談によって柔軟に対応してくれますし、もちろん派遣やパート・アルバイトでも利用できます。審査に不安がある場合に活用するべき業者になります。

業者比較ランキングは過去であり、すべて廃業済み

ただ、ここまで説明してきて申し訳ないですが、先に比較ランキングで記した給料ファクタリング業者はすべて廃業しています。さらにいうと、ここに掲載した業者に限らずあらゆる会社で給料ファクタリングを実施していません。

つまり、給料ファクタリングはできないと考えましょう。これは、2020年3月に給料ファクタリングが違法だと裁判で明らかになったからです。以下の通り、広くニュースにもなりました。

出典:朝日新聞

すべての業者が廃業しているため、給料ファクタリングの実施は諦めなければいけません。

それでは、延滞事故を起こした人はどうやってもお金を手にすることはできないのでしょうか。これについては、必ずしもそうではありません。大手だと無理ですが、「中小のキャッシング業者であれば広く借入できる」として知られています。そのため、こうした業者を利用すればいいです。

いま現在、延滞事故を起こしている人だと借り入れは難しいですが、過去に延滞事故など起こしたものの、「現在はきちんと収入がある」「就労している人」などのケースであれば、融資可能な場合があります。これらが可能な中小キャッシング業者に以下があります。

電話や全国セブン銀行で借入・返済が可能なセントラル

過去に延滞事故などがあったとしても、いま就労している場合、問題なく融資してくれる中小キャッシング業者にセントラルがあります。セントラルが中小業者とはいっても、非対面(来店なし)にて全国対応で実施してくれます。給料ファクタリングよりも提出書類が少なく、審査時間が非常に短いという特徴があります。

正社員は当然として、派遣やパート・アルバイトであっても働いているのであれば審査は問題ありません。在籍確認はあるものの、そうした条件をクリアしたら問題なく現金を手にすることができます。

さらにいうと、給料ファクタリングのデメリットとして「手数料が高い」ことが挙げられます。ただ、セントラルは通常のキャッシング業者であるため、手数料は給料ファクタリングの10分の1以下です。そこで、セントラルを利用して融資を受けましょう。

融資額1~300万円
審査書類本人確認書類
在籍確認あり
エリア・来店全国対応・非対面(来店不要)
パート・アルバイト融資可能

1~50万円の低額融資が可能なフタバ

以前に延滞事故など、金融事故が起こった人であっても問題なく利用できるほかの中小キャッシング業者にフタバがあります。セントラルと同様に、いま現在就労している必要はありますが、問題なく融資を受けることができます。

このときは正社員だけでなく、パート・アルバイトでも問題ありません。「パート・アルバイトなどをしていない主婦・学生」など、在籍確認できない場合は審査が厳しくなるものの、このような状況の人であっても広く受け入れているのがフタバです。

フタバは1~50万円の低額融資に特化している中小キャッシング業者です。平日16:00までの審査完了なら、全国対応・非対面(来店不要)で即日振込も可能です。就労している人であれば、セントラルに加えてフタバに申し込むことにより、審査に通る確率を少しでも高めることができます。

融資額1~50万円
審査書類本人確認書類
在籍確認あり
エリア・来店全国対応・非対面(来店不要)
パート・アルバイト融資可能