法人口座開設をするとき、あらゆる銀行の中でも最安値の部類に入るのがGMOあおぞらネット銀行です。同じネット銀行の中で比較しても振込手数料は安く、法人にとって無駄な経費を効率的に省くことができます。

それでは振込手数料が安いとはいっても、具体的にどれくらいの手数料になるのでしょうか。

またGMOあおぞらネット銀行の場合、「振込料金とくとく会員」というプランに申し込めるようになっています。このサービスを利用することによって、振込件数が50件以上ある場合、さらに振込手数料を低く抑えることができます。

うまくネット銀行を利用することによって、大幅に企業の経費削減が可能になります。そこで、どのようにしてGMOあおぞらネット銀行を利用し、振込手数料を大幅に安くできるのかを解説していきます。

GMOあおぞらネット銀行の振込手数料はどうか?

まず、個人事業主や法人がGMOあおぞらネット銀行を利用するとき、どのような振込手数料になっているのか理解しなければいけません。

この点について、ネット銀行なのでGMOあおぞらネット銀行の手数料は非常に安くなっています。具体的には、以下のような手数料になります。

このように、同じ銀行内の送金であれば無料です。そのため、社員への給料振込などで社員口座もGMOあおぞらネット銀行を利用すれば、たとえ社員数が多かったとしても手数料は完全ゼロに抑えることができます。

一方で他の金融機関に対する送金手数料も低くなっています。一律で145円です。メガバンクだと1件の送金で600~700円が普通なので、非常に低コストになることが理解できます。

他のネット銀行と比較したときの手数料

それでは、他のネット銀行と比較したときの手数料金額はどのようになっているのでしょうか。リアル店舗を有する銀行だけでなく、他のネット銀行とも比較しなければいけません。

これについては冒頭で解説しましたが、GMOあおぞらネット銀行の場合は他のネット銀行と比べても最安値の部類となっています。以下はネット銀行のみで料金比較したときの結果です。

自行宛他行宛

(3万円未満)

他行宛

(3万円以上)

GMOあおぞらネット銀行無料一律145円
住信SBIネット銀行無料一律145円
楽天銀行52円150円229円
PayPay銀行55円一律160円

他行に対する振込手数料については、GMOあおぞらネット銀行が安いです。また自行宛ての送金が無料ですが、他のネット銀行では有料です。そのため前述の通りGMOあおぞらネット銀行であれば、社員がいる場合は給料振込みなどで圧倒的に送金コストを引き下げることができます。

銀行手数料は法人経営者にとって完全に無駄な出費ですが、あらゆるネット銀行の中でも最も低い手数料にできるのがGMOあおぞらネット銀行です。

月50回以上の振り込みがある場合は振込料金とくとく会員

それでは、「ネット銀行を利用した振込手数料をさらに安くする方法」はないのでしょうか。これについて、GMOあおぞらネット銀行では、より優れた法人向けのサービスがあります。それが振込料金とくとく会員です。

その名前の通り、振込料金が非常にお得になるというサービスです。特に送金を月に何度もする法人の場合、このサービスを利用することによって大幅なコスト削減が可能になります。

ただ一番のデメリットとしては、月額料金が必要になることがあげられます。月の利用料は500円です。通常、ネット銀行は利用料無料が基本なので、こうした利用料金がかかるのは微妙です。ただ振込手数料が安くなるため、月の振込回数が多い法人ではむしろコスト削減になるというわけです。

なお振込料金とくとく会員を利用するに当たり、具体的な利用メリットとしては以下があります。

  • 他行宛て振込手数料が一律135円
  • ATMの出金手数料が月5回まで無料
  • 追加口座のVisaビジネスデビットが発行無料

それぞれについて、より詳細に確認していきます。

他行宛て振込手数料が一律135円になる

GMOあおぞらネット銀行では、自行宛ての送金が無料であることを既に解説しました。そうしたとき、他行宛ての振込手数料をより安くしたいときに振込料金とくとく会員が役立ちます。

GMOあおぞらネット銀行の通常料金と振込料金とくとく会員を比較したとき、以下のようになります。

他行宛
通常一律145円
振込料金とくとく会員一律135円

このように他行宛ての銀行振込について、一律で135円での支払いになります。特に振り込みが多い場合、よりお得になりやすくなります。仮に送金を月50件するとなると、以下の手数料分だけ省けます。

  • (145円 - 135円) × 月50件 = 500円

振込料金とくとく会員の月額料金は500円であるため、「月に送金を50件以上するかどうか」が利用の分かれ目といえます。

参考までに、送金を月に200件利用する法人の場合、振込料金とくとく会員の月額料金を考慮したとしても、年間で約18,000円の経費削減になります。利益率10%の会社であれば18万円の売上に相当するため、特に労力なく高額なコスト削減を実現できます。

ATMの出金手数料が毎月5回無料

また、メリットがあるのは銀行間の振込手数料だけではありません。法人の場合、どうしてもATMなどで現金を引き出すことがあり、現金支払いにて経費精算するケースはよくあります。

ただATMを利用してお金の引き出しをする場合、通常は利用料金を取られます。例えばGMOあおぞらネット銀行の場合、通常だと1回のATM利用につき110円の利用手数料になります。

一方で振込料金とくとく会員になっておけば、ATM利用によるお金の引き出しが毎月5回まで無料になります。法人で毎月何度もATMでお金の引き出しをすることはないため、月5回まで無料なのであれば、「実質的にATMの利用料金は無料」といえます。

振込手数料が安くなることに比べると、どうしてもインパクトは薄くなります。ただ、ATM利用による無駄な手数料を無料にできるのは優れているといえます。

追加口座の法人Visaビジネスデビットが発行無料

さらに、追加にてVisaビジネスデビットを発行するとき手数料が無料になります。

GMOあおぞらネット銀行の特徴として、法人口座開設をした後、同じアカウントの中で追加口座を開設することができます。そのため支店別や商品別、事業別など自由に口座を分けることで売上や利益の管理が簡単になります。

そうなると口座ごとにキャッシュカード(Visaビジネスデビット)を発行することになります。参考までに、以下は私が保有しているGMOあおぞらネット銀行の法人Visaビジネスデビットです。

通常であれば、法人がVisaビジネスデビットを追加で発行する場合、1,100円の追加料金が必要になります。ただこうした費用が無料というわけです。

振込料金とくとく会員の手続き方法

そこまで月の振込件数が多くない法人の場合、法人口座開設後に振込料金とくとく会員へ申し込まなければいいだけです。GMOあおぞらネット銀行は審査基準がそこまで高くなく、口座開設しやすいにも関わらず、通常のままでも振込手数料が最安値の部類に入ります。

ただ振込件数が多い場合は振込料金とくとく会員のほうが経費削減になります。このときの申し込み方法は簡単であり、ログイン後の管理画面から設定するだけです。もちろん法人口座開設の後でなければいけませんが、以下のように管理画面で「振込料金とくとく会員への申し込みボタン」があります。

その後はボタンを押すだけですが、完了したら自動で月額料金が引き落とされるようになります。

また振込料金とくとく会員に申し込みできたかどうかについては、ログイン後の管理画面を確認しましょう。以下のように、「振込料金とくとく会員 契約中」と出ている場合、問題なく申し込みできていると分かります。

ネット銀行であるため、振込料金とくとく会員への申し込みや解約はインターネット上で手軽に行うことができます。

「振込件数が多くなる特定の時期だけ振込料金とくとく会員を利用する」という戦略であっても問題なく、ボタンをクリックするだけで簡単に手続きできるのが振込料金とくとく会員です。

法人の振込手数料が安いGMOあおぞらネット銀行

銀行ごとに特徴があり、その中でもGMOあおぞらネット銀行は非常に振込手数料が安くなっています。同じネット銀行で比較したとしても、最安値の部類に入ります。

さらにいうと振り込みが多い場合、GMOあおぞらネット銀行では振込料金とくとく会員を利用することによってさらなるコスト削減ができます。元々の利用料金が安いのに、追加で高額な経費削減が可能になるのです。

そのため通常料金でも手数料は低いですが、振込件数が多い法人の場合、さらなるコスト削減が可能であり、どちらを利用すればいいのか判断するようにしましょう。

法人経営者としてビジネスをする場合、できるだけ安い振込手数料にて無駄な経費を抑えなければいけません。その場合、GMOあおぞらネット銀行での法人口座開設が優れています。

振込手数料(自行宛)無料
振込手数料(他行宛)一律145円
外貨預金
デビットカード還元率:1%
個人事業主(屋号あり)

振込手数料が安く、機能に優れる個人事業主・法人おすすめのネット銀行

すべての個人事業主・法人で必須になるのがネット銀行での法人口座開設です。メガバンクや地方銀行からネット銀行に変えるだけで、月40件ほどの振り込みであっても年間24万円以上の無駄な経費を削減できます。

またネット銀行だと24時間365日ログインできるのは当然として「1口座で20のサブ口座を保有できる」「外貨預金が可能」「自動での定期払いを設定できる」など非常に高機能です。

もちろん融資については微妙なため、融資が必要な場合は地方銀行などとも付き合う必要があります。それでも、振込をネット銀行へ変えるだけで大幅なお金の節約につながります。

ただ、ネット銀行とはいっても多くの数があります。また、ネット銀行によって特徴がそれぞれ異なります。そこで、ネット銀行の中でも優れた銀行についてランキング形式にて以下で記しているため、この中からあなたのビジネス活動に最適なネット銀行を選択するようにしましょう。

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