日本ではなく、海外不動産投資を考えている場合は先に知識を付けなければいけません。そうしたとき、書籍やセミナーなどで素早く投資に必要な情報を得ようとするのは普通の考えです。

それでは、海外不動産投資セミナーに東京や大阪、またはオンライン上で参加するとき、どのようなセミナーが人気なのでしょうか。またセミナーへ参加することを考えたとき、どのような点に注意すればいいのでしょうか。

セミナー参加するとき、書籍購入などとは違って考えるべきポイントがあります。ここでは、そうしたセミナー参加のメリットやデメリットを含め、実際に私が海外不動産セミナーへ参加したときの感想も含めて解説していきます。

セミナー前に知識を付けておくのは大前提

一般的なセミナーの場合、お金を支払って学ぶことになります。ただ海外不動産投資セミナーの場合、そのほとんどは参加無料です。支払うお金なしにセミナーを聞けるというわけです。

そのため、正直な話をいうとセミナーのレベル自体は低いです。すべての無料セミナーに共通しますが、自社商品を販売するために無料でセミナーを開催し、そこでは「不動産投資をするのが、どれだけ優れているのか」という話がメインになってしまうからです。

私はこれまで何度もビジネスセミナーに参加したことがあり、参加費1万円以上であればセミナーの内容自体が非常に有益になりやすいと感じています。このときは参加したセミナーテーマのメリットやデメリットを含め、中立的に述べられるようになります。

しかし無料セミナーだと、どうしてもそうした客観的な内容にはなりません。メリットの部分のみ話を強調される傾向が強いです。そのため当サイトでも、海外不動産投資を検討するとき「実際のところはどうなのか」について、実データをもとに中立的に述べています。

こうした理由から、海外不動産投資の無料セミナーへ参加するときは、事前に書籍を読むなどして知識を付けた状態で出向くようにしましょう。前もって投資環境の実情を把握しておくのです。

危険な国やリスクの高いプレビルドなど、安全かどうか判断できる

そうしてセミナー前に知識をつけておけば、セミナーへ参加したときに「セミナー講師が言っていることが正しいのかどうか」を見極められるようになります。

例えば東南アジアの投資では、プレビルド(完成前の物件)が広く販売されています。以下のような物件が該当します。

ただ海外不動産投資の中でも、プレビルドは圧倒的にリスクが高いことで知られています。「プレビルドでは、相場よりも安い金額で購入できる」とはいっても、不動産会社が適当に付けた販売価格であり、実際の取引価格ではありません。そのため、思ったほど値上がりしないことはよくあります。

不動産会社にとってみると、プレビルドは「販売手数料が高い」「売り主との調整がなくて楽」などメリットばかりです。そのためセミナーへ参加したとき、事前の知識があれば、「セミナーでプレビルドの案件ばかり紹介している業者は詐欺の可能性が非常に高い」と分かります。

ハワイの不動産投資セミナーは危険!移住目的なら問題ない

同じことはハワイ不動産にもいえます。アメリカ不動産は海外不動産投資の王道であり、最も成功確率の高い不動産投資になります。

ただ、この例外としてハワイ不動産があります。ハワイはリゾート地として有名であり、観光では非常に優れていますが、海外不動産投資の場所としては非常に条件が悪いです。実質利回りは1%ほどであり、ここに修繕費が発生するとすぐに赤字へと転落します。

資産運用なっておらず、ハイリスク・ローリターンなのがハワイ不動産です。しかもコンドミニアムへの投資なので節税にならず、デメリットしかありません。そのため、「ハワイ不動産投資での資産運用や節税」をセミナーで押し出している業者は100%詐欺だと分かります。

・移住や別荘目的なら問題ない

なお例外として、自分が住む目的でハワイ不動産を購入するのであれば問題ありません。自分の家なので賃料収入は入りませんが、移住先の家や別荘として保有するのは普通です。

そのためハワイ不動産の購入に最適な対象者は、60代以降でリタイアした富裕層になります。こうした人であれば、ハワイ不動産セミナーに参加しても問題ないといえます。

セミナーで学べることは意外と少ない

こうした実情を把握することで、ようやくセミナー講師が言っていることが本当なのかどうかを判断できるようになります。

無料セミナーである以上、デメリットは基本的に隠される傾向にあります。無知の状態で海外不動産投資セミナーへ参加し、セミナー主催者の話をすべて信じてしまうと、詐欺に引っかかるようになります。そのためいずれにしても、セミナー参加前の知識が必須なのです。

しかし書籍などである程度まで学んだ段階で参加すると、無料セミナーであるため「あまり学べることが少ない」ことに気が付きます。

これが有料の高額セミナーであれば、どの本にも書かれていないノウハウが話されるため、非常に勉強になります。ただ、無料セミナーが基本の海外不動産投資の場合、そうしたことがありません。

オンラインで海外不動産投資セミナーに参加してみた

なお、私がこのように海外不動産投資セミナーについて「書籍などで勉強すれば、実際のところセミナー参加する意味はあまりないのでは?」と思ったのは、これまでに実際にいくつかのセミナーへ参加した体験があるからです。

どれも無料セミナーになりますが、これはアメリカ不動産や東南アジア不動産の投資に関するセミナーに共通します。例えば、以下は米国不動産投資に関するセミナーでの一部です。

私の場合は地方に住んでいるため、東京や大阪、名古屋のセミナーへ出席したわけではなく、オンラインでの参加でした。

ただセミナー内容については既に知っていることが多く、投資するに当たって「実際のところはどうなのか?」という最も知りたい部分を聞くことはできなかったというわけです。

ちなみに私の場合はアメリカ不動産へ投資をしていますが、このときは自ら情報を調べ、信用できる不動産業者から申し込みをしました。実質利回りは4%ほどですが、これに節税効果やキャピタルゲインを含めると、利回りはさらに高くなります。ただ、これらはセミナーから学んだわけではありません。

東京・大阪・名古屋などで可能な国内の海外不動産投資セミナー

しかし、それでもセミナーに参加してみたいと考える人はそれなりに多いでしょう。特に東京や大阪を含め、リアルのセミナーへ参加したのであれば、セミナー後に質問することができます。そうした質問から、あなたが本当に知りたい情報を得られるようになります。

もちろん質問するとはいっても、得られた回答が本当なのかどうか精査できるよう、事前に知識を得ておくことは必須です。ただ、セミナー後に質問するからこそ分かるケースもあります。

そうしたとき、どのようなセミナーが優れているのか迷ってしまいますが、東京や大阪、名古屋などで開催されている日本国内の海外不動産投資セミナーだと以下が有名です。

アメリカ不動産に特化したオープンハウス

東証一部上場の会社であり、アメリカ不動産に特化して海外不動産投資を支援している企業にオープンハウスがあります。

オープンハウスは日本国内にて一戸建て住宅の新築・中古の販売を広く手掛けていますが、米国不動産についても広く展開しているというわけです。米国不動産投資を検討したい場合、国内の会社であれば最も有名なのがオープンハウスになります。

なおアメリカ不動産投資を開始する場合、多くの人がつまずくポイントとして以下があります。

  • 契約書を含め、英語でやり取りが必要
  • 国内の低金利の銀行融資を使えない

投資先の物件を選ばなければいけないのはすべての不動産投資に共通していますが、そこからさらに英語でやり取りを行い、さらには銀行融資の問題を解決しなければいけません。

ただオープンハウスの場合、これらの問題をすべて解決できます。オープンハウスはアメリカにいくつもの支店があり、すべてのやり取りは日本国内で完結します。また年利3%ほどでローンを組めるため、融資の問題についても解決できます。

こうした特徴をもつオープンハウスですが、東京や大阪、名古屋、さらにはオンラインにてセミナーを開催しているため、興味があるなら参加してみるといいです。

東南アジアで投資できるビヨンドボーダーズ

中にはアメリカ不動産投資ではなく、東南アジアの不動産へ投資できないかと考える人もいます。東南アジアではインカムゲイン(賃料収入)を無視して、キャピタルゲイン(売却益)を狙うのが大原則です。そのためリスクは圧倒的に高まりますが、その分だけ成功すれば大きなリターンを望めます。

そうしたとき、東南アジアへの不動産投資で非常に規模の大きい会社がビヨンドボーダーズであり、東京や大阪、名古屋、福岡、さらには海外・オンライン上でもセミナーを開催しています。

ただセミナーの参加前では、先ほど述べた通り「東南アジアの案件なのでリスクが非常に高い」ことは理解しましょう。少なくとも、素人がアジアの物件に手を出すべきではありません。

事実、ビヨンドボーダーズのセミナーを見ると以下のような「高確率で投資に失敗する案件」のセミナーがいくつも出されています。

  • タイ・パタヤでのホテル投資
  • マレーシアのプレビルド案件
  • ベトナムの投資案件

海外不動産投資で失敗する代名詞がホテル不動産です。しかも、これがタイ・バンコクではなくパタヤであるため、圧倒的にリスクが高いです。以下は実際に出ていたセミナー内容です。

また、昔ならマレーシアの投資は優れていますが、いまは価格が高騰しており、物件価格の値上がり幅も悪いです。さらにプレビルドが加わるため、圧倒的にリスクが高くなります。

さらにベトナム不動産は絶対に投資するべきではない国として広く知られており、「外国人は自由に物件を転売できない」「融資を利用できない」「海外送金が規制されている」など悪条件が揃っています。

ただ、こうした投資先であっても広くビヨンドボーダーズではセミナーを開催しているため、知識なしの状態で参加すると非常に危険です。東南アジアの不動産投資はプロ向けであり、素人が手を出すべきではないことを理解したうえで、セミナーに参加するにしても知識を身に着けた後にしましょう。

東京や大阪、オンラインでセミナーに参加する

情報を得る方法としては、書籍やブログなどさまざまな手段があります。その中でも、一般的な情報収集の方法にセミナー参加があります。

ただ、実際のところ「海外不動産投資でセミナー参加の意味があるか」というと、正直そこまでないのではと思います。これは、私が実際に書籍を読んだりセミナーに参加したりしたあと、アメリカ不動産投資を実践した経験からいえます。

書籍については学べることが多いものの、セミナーについては「無料セミナー」という性格もあり、新たに学べることがほとんどありません。また知識なしにセミナーへ参加しても意味なく、情報が正しいかどうかを見極めるための事前知識が必要になります。

海外不動産投資セミナーでは、こうしたポイントを理解したうえで、それでも興味があるなら参加してみても問題ありません。東京や大阪、名古屋、オンラインなどで参加可能なため、事前に知識を付けたうえでセミナー参加してみるといいです。

米国不動産投資で個人・法人が節税し、利回り7%以上の物件で資産運用する

最もリスクが低く、条件が良い海外不動産投資の国がアメリカです。「海外不動産投資=アメリカ不動産」というほどであり、これには人口増加や空室率の低さ、物件価格の値上がりなどが理由として挙げられます。

東南アジアの不動産だとインカムゲイン(賃料収入)の利益を得られず、節税効果もありません。一方で米国不動産では「インカムゲイン」「キャピタルゲイン」「節税効果」の3つを得られるため、圧倒的に優れた利回りを実現できるようになります。

ただアメリカ不動産の中でも富裕層向けでリスクが低く、さらには将来の値上がりを期待できる物件へ投資しなければいけません。

これを実現するため、アメリカ現地にオフィスをもつ優良の大手エージェント会社を紹介します。「すべて日本語で完結できる」「融資を引き出せる」「物件購入後の管理や売却までサポートしてくれる」という会社であり、米国不動産投資での問題点をすべて解決できるようになっています。

なおリスクの高い物件は取り扱っていない会社であり、インカムゲイン(賃料収入)での利回りは7~8%ほどになります。ただ、こうした利回りにて米国不動産へ投資し、数年後の物件価格の値上がりを期待しつつ、さらには個人・法人による節税まで可能になっています。

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