法人カードは経費処理をしたり、節税をしたりするときに非常に重要なツールです。ただ、人によっては事情によってクレジットカードを発行することができず、ビジネスカードを利用できない人がいます。自己破産者を含めた、いわゆるブラックの人です。

しかし、そうした人でも問題なく発行できるのがデビットカードです。クレジットカードと同じように使用できるものの、自己破産者や高校生であっても問題なく保有することができます。

このとき、法人版のデビットカードとして法人デビットカードがあります。法人デビットカードを発行している会社としてはネット銀行が広く知られており、その中の一つにGMOあおぞらネット銀行があります。

GMOあおぞらネット銀行の法人口座(個人事業主は事業用口座)を開設することで法人デビットカードを作れるようになります。そこで、どのように考えて法人デビットカードを作成すればいいのかについて解説していきます。

デビットカード
対象 個人事業主・法人
券面
年会費無料
与信審査なし
還元率1%
限度額1日1,000万円
国際ブランドvisa mc

自己破産者や高校生でも作れる法人デビットカード

ビジネスをしている人にとって、カード支払いをすることで経費処理を簡素化したり、節税したりするときに非常に重要になるのが法人カードです。ただ、自己破産者や高校生ではビジネスカードを作ることができません。

そうしたとき、「15歳以上の個人事業主」「法人」を対象にして100%の確率で発行できるカードとして法人デビットカードが存在します。GMOあおぞらネット銀行は法人デビットカードを発行しており、これをビジネスデビットといいます。

クレジットカードの場合、カード決済したとしても実際に銀行口座から引き落とされるまでには1~2ヵ月ほどかかります。この間、クレジットカード会社が立て替え払いをしてくれています。将来、必ず支払ってくれるという信頼のもとで発行されているのがクレジットカードになります。

一方でデビットカードの場合、カード払いした瞬間に銀行口座から引き落とされます。もし、銀行口座の残高が足りない場合はカード決済できなくなります。

クレジットカード会社にとって貸し倒れのリスクがないため、与信審査はありません。どのような人でも法人デビットカードをもつことができ、自己破産者や高校生であってもデビットカードを作れるようになっているのです。

通常の法人カードでは会社の状況に加えて、社長の個人信用についても審査対象になります。ただ、社長がブラックの状態でも問題ないカードとなっています。

年会費ゼロで利用限度額は非常に高い

一般的にビジネスカードを保有する場合、年会費が必要です。ただ、ビジネスデビットでは年会費無料になっています。そのため、特に気兼ねなく法人デビットカードを発行できます。

ただ、法人の場合は1社につき最大20枚まで追加カードを発行できますが、追加で発行する場合は1枚につき1,100円の費用が必要になることは理解しましょう。ただ、あくまでも発行手数料が必要なだけであり、年会費が無料であることには変わりがありません。

・与信審査がないため、利用限度額は非常に高い

また、クレジットカードと違いデビットカードでは利用限度額が非常に高額なことでも知られています。前述の通り、貸し倒れのリスクがないので限度額が高額でも問題ないのです。

GMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットであれば、最高1日1,000万円まで決済可能です(MastarCardの場合:Visaは1日500万円)。さすがにこうした金額を使う人はほぼいませんが、このように限度額は非常に高額なのです。

なお実際の利用としては、広告費の活用が最も多いです。広告費は高額になりやすいため、既存の法人カード(クレジットカード)では枠が足りません。そうしたとき、こうした法人デビットカードであれば問題なく広告費を支払えるようになります。

カードごとに利用限度額を設定できる

このとき、GMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットで優れている点として、法人デビットカードごとに利用限度額を設定できることがあります。

個人事業主や法人経営者で1枚しかカード発行する四艇がない場合、こうした機能は関係ありません。ただ、場合によっては追加カードを発行し、役員や従業員にカードをもたせることがあります。これにより、現金での立て替え払いがなく経費処理が非常に簡単になります。

ただ、利用限度額が大きいと「不正利用されたときのダメージが大きい」「無駄な買い物をたくさんされる危険性がある」などのデメリットがあります。そこで、ビジネスデビットの場合はカードごとに限度額を設定できるようになっています。

例えば、以下のように設定できます。

  • 社長のカード:限度額200万円/日
  • 役員用のカード:限度額50万円/日
  • 社員Aのカード:限度額2万円/日
  • 社員Bのカード:限度額5万円/日

このように調整することができるため、部署や担当者ごとにカード決済額の上限設定をすることで利用を管理できるという機能があります。

・VisaやMasterCardなので海外でもカード決済できる

ちなみに、国際ブランドはVisaやMasterCardなので海外であっても問題なくカード決済できるようになっています。国内のカード決済で困らないのは当然として、海外に出向いたときについても特にトラブルが起こることはありません。

還元率1%のキャッシュバックがある

なお、法人デビットカードを提供しているネット銀行はいくつも存在します。ただ、特別な理由がない限りはGMOあおぞらネット銀行で法人デビットカードを作ることをおすすめします。理由は還元率が非常に高いからです。

一般的にデビットカードは還元率が非常に低いです。法人デビットカードの場合、ポイント還元率0.2%ほどが基本になっています。一方でGMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットだと還元率1%となっています(一部キャッシュバック率が異なる利用先あり)。

このときはキャッシュバックとなっています。つまり、100円のカード決済ごとに1円が返ってくると考えましょう。キャッシュバックされたお金については、GMOあおぞらネット銀行の法人口座(または事業用口座)に振り込まれます。

参考までに、年会費を支払って作成するビジネスカード(クレジットカード機能のある法人カード)であっても、還元率0.5%が基本です。法人カードでも還元率0.5%が一般的な中、ビジネスデビットでは還元率が1%と非常に高額になっています。

他の法人デビットカードよりも還元率が高いため、ビジネス用にデビットカードの作成を考えているのであればGMOあおぞらネット銀行で作るようにしましょう。

GMOあおぞらネット銀行の口座開設は必須

法人デビットカードだとブラックの人であってもカード発行できるので非常におすすめです。ただ、「GMOあおぞらネット銀行の口座開設が必須になる」というデメリットがあります。

法人カードの場合、どのような銀行であったとしても問題ありません。いつも利用しているメインバンクを引き落とし口座として指定するだけで大丈夫です。

ただ、法人デビットカードだと必ず指定の銀行でカード発行しなければいけません。GMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットを作りたいのであれば、GMOあおぞらネット銀行で口座開設して入金する必要があるのです。

GMOあおぞらネット銀行の口座とビジネスデビットは紐づいています。そのため、GMOあおぞらネット銀行の口座にお金が不足していると、法人デビットカードでの決済ができません。

法人デビットカードを使うことを検討している場合、取引先から入金してもらうときにGMOあおぞらネット銀行についても指定してもらうようにしましょう。または、GMOあおぞらネット銀行をメインバンクにしても問題ありません。そうすれば、ネット銀行への送金忘れなどによって、カード決済できないケースを防げるようになります。

手数料は安いネット銀行のメリット

ただ、GMOあおぞらネット銀行はインターネット銀行であるため、手数料は非常に安くなっています。少なくとも、リアル店舗を広く展開している銀行に比べると、圧倒的に安い振込手数料になります。

具体的には、以下のようになっています。

銀行振込手数料
GMOあおぞらネット銀行の口座宛無料
他の金融機関宛(3万円未満)166円/件
他の金融機関宛(3万円以上)261円/件

一般的な銀行であれば、振込をするのに600円を軽く超える手数料が必要になるのは一般的です。それが半額以下になります。銀行での振込手数料だけで高額な経費支払いが発生するようになることもあるほどです。

そのため、こうしたネット銀行を活用して銀行での振込手数料をできるだけ少なくすることは非常に重要です。

全国のコンビニATMで振込・引き出しが可能

また、コンビニATMなどを利用すれば全国24時間どこでも現金の振込や引き出しが可能になっています。具体的には、以下のATMを利用できます。

  • セブン銀行
  • イオン銀行

そのためセブンイレブンであったり、イオン系列の店舗に出向けば問題なくお金の処理をすることができます。以下のようなATMを利用するのです。

ビジネスデビットについては、法人デビットカードではあるものの、同時にキャッシュカードでもあります。「法人デビットカード兼キャッシュカード」なのです。そのため、発行されたビジネスデビットをコンビニATMに差し込むことで振込・引き出しの作業が可能になります。

ビジネスデビットでカードを作る

法人デビットカードの中でも、非常に優れたスペックとなっているのがGMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットです。

デビットカードであるため、「空港ラウンジを利用できる」「ゴールドカードやプラチナカードがある」など、法人カードに付与されているような特典は存在しません。ただ、ビジネスデビットでは以下のような特徴があります。

  • 年会費が無料
  • 利用限度額が非常に高い
  • 還元率1%(キャッシュバック)

このうち、年会費が無料であったり利用限度額が非常に高かったりするのは他のネット銀行が出している法人デビットカードでも同様です。ただ、還元率1%の法人デビットカードは他になく、GMOあおぞらネット銀行でカードを発行する優れたメリットだといえます。

個人事業主や法人を含め、法人デビットカードの発行を検討している場合、まずはGMOあおぞらネット銀行で銀行口座を作り、「法人デビットカード兼キャッシュカード」を発行するようにしましょう。

デビットカード
対象 個人事業主・法人
券面
年会費無料
与信審査なし
還元率1%
限度額1日1,000万円
国際ブランドvisa mc

おすすめの法人カードランキング

法人カードランキング